United Nations University
Branding, Graphics, Editorial
国連大学の活動を表し、
コミュニケーションの軸となる
Visual Languageを開発。
Mission
国連大学は、国連加盟国の世界を先導する大学や研究機関と連携をとることで、国際的な学術機関ならびに国連システム組織との架け橋という役割を担っています。そして、人類の生存、開発、福祉など国連とその加盟国が関心を寄せる緊急性の高い地球規模課題の解決に取り組んでいます。東京渋谷の青山通り沿いに位置し、世界的な建築家・丹下健三氏が建物を設計したことから国連大学の存在は多くの人に知られていましたが、その活動内容はあまり知られていないという課題を抱え続けていました。
Solution
国連大学の活動内容を最も効果的に伝える媒体として選ばれたのが、国連大学本部ビルです。壁面や柱などを使い活動内容をいかにして伝えるか。モリデザインは課題に向き合い、国連大学担当者とのミーティングを重ねました。そして開発したのが、SDGs(Sustainable Development Goals/持続可能な開発目標)のロゴから発想したVisual Languageです。SDGsは世界中の政府、企業、市民、社会、国連システムが一体となり取り組むもので、掲げられた17の目標ごとに色分けされたロゴがあり、それぞれのロゴを独立して使用するのが通常です。しかし、国連大学の活動はSDGsの17の目標をすべて網羅しており、17の目標が重なり合い、互いに影響し合っていることに着目し、私たちは、ロゴを複数組み合わせることでSDGsを基にしたオリジナルのVisual Languageを創り出しました。それは、これまで表現するのが難しかった国連大学の役割を的確に表すものとして、施設内、サイン、WEB、Annual Reportなどで幅広く、そして長期的に展開されています。
“モリデザインは、様々な業種を跨がる実績に基づいた稀な理解力を発揮し、我々のクライアントや更にその先の顧客にとってインパクトのある体験を提供することを追求してくれるため、本来デザイン会社に期待する優れたビジュアル・コミュニケーションの実現以上の遥かに大きな価値を提供してくれます。”
UNUコミュニケーション/プロジェクトコーディネーター カーティス クリストファーセン